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活動銀河核時間変動の偏光分光モニター観測による統一モデルの検証

研究課題

研究課題/領域番号 06640358
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関国立天文台

研究代表者

佐々木 敏由紀  国立天文台, 大型光学赤外線望遠鏡計画推進部, 助手 (80178657)

研究分担者 湯谷 正美  国立天文台, 岡山天体物理観測所, 助手 (30220528)
清水 康広  国立天文台, 岡山天体物理観測所, 助手 (60143517)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード偏光分光観測 / スペクトル時間変動 / モニター観測 / 活動銀河 / 銀河中心核統一モデル / グリズム / 望遠鏡制御系 / データ保存法
研究概要

本研究では、活動銀河の偏光分光モニター観測によって、提唱されている銀河中心核統一モデルの検証を目指すために、偏光撮像観測装置による偏光分光観測法の確立と画像データ解析法の開発を行い、銀河の偏光分光データを取得可能とすることが主たる目標であった。
本研究を進めるに当たっては、高精度の偏光観測を可能とすることと、観測の自動化、大量の画像データの解析の自動化が重要である事を鑑み、以下の点に取り組み、大きな成果が得られた。
(1)偏光撮像装置の高精度分光偏光観測機能を新たに開発し、実用可能性を示した(佐々木1994,天文学会講演)。低分散グリズムとアポクロマティック波長板を製作・実装し、その評価観測を行って、高精度な偏光分光観測が可能であることを示した。本研究で開発したグリズム設計法によってすばる望遠鏡観測装置の設計をおこなった。
(2)長期モニターを可能とするために偏光分光観測モードの制御系を追加し(清水1994,天文学会講演)、望遠鏡・ドームの制御系の機能拡張と自動天体追尾装置を完成し運用した(湯谷1994,天文学会講演)。
(3)モニター観測による大量の観測データの解析の自動化及び保存整理は、モニター観測で銀河中心核の時間変動を明らかにする上で重要である。大量の偏光分光データを解析処理するシステムを新たに開発した。また、観測データと処理データのデータ保存法を研究し、銀河核の偏光スペクトルの時間変動解析時の容易な検索が可能となることを示した。
(4)いくつかの活動銀河の中心核の偏光分光観測を行い、モニター観測としての初期データを取得し、今後の継続する観測で、隠されている銀河中心核の時間変化の検出を試みることが可能であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] B.Suzuki: "Spectral Obseruation of Impact Dark Spot." Earth,Moon,and Planets. 66. 19-27 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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