研究概要 |
1)ハドロンのHBT効果の研究では、量子力学のCoulomb波動関数及び位相差を用いて、終状態効果を正確に取入れる枠組みを構築した。これらの成果(この理論によるデータ解析及び抽出された物理秒描像を含む)は Z. Phys. C72 (1996), 285, ibid C65 (1995), 511, Phys. Lett. B366 (1996), 394, ibid B353 (1995), 340, Phys. Rev. C54 (1996), 2167R, (to appear in) ibid C55 (1997, May), Prog. Theor. Phys. 92 (1994), 1223、Prog. Theor. Phys. Supplement 120 (1995), 217に発表された。HBT効果とintermittencyの関係を考察した論文は、総合報告の形でint. J. Mod. Phys. A10 (1995) 3951に発表された。 27項目1)以外に、広い意味でHBT効果に関係する次の諸論文を作成した。Phys. Rev. D53 (1996), 3582, ibid D54 (1996), 3653, ibid D54 (1996) 4333, Phys. Lett. B388 (1996) 197, ibid B386 (1996) 297, Prog. Theor. Phys.´94 (1995), 91. 3)3年間にわたって集積したHBTに関係したデータを整理して、公開できるデータベース(バンクを改称)を作成した。名称は、 "HBT data base at Shinshu University" です。このデータベースに、私たちの研究成果(論文及び会議録)も取入れた。 4)有限温度光子のHBT効果の計算は、まだ途中の段階で、投稿論文を作成中(Generating functional approach to Bose-Einstein correlations)。
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