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Φ粒子の崩解に対する核物質効果の測定(技術開発)

研究課題

研究課題/領域番号 06640391
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関京都大学

研究代表者

延与 秀人  京都大学, 理学部, 助教授 (30213606)

研究分担者 千葉 順成  京都大学, 高エネルギー物理学研究所, 助教授 (50126124)
政池 明  京都大学, 理学部, 教授 (40022587)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードファイ粒子 / カイラルシンメトリー / クォークグル-オンプラズマ / フィールドプログラマブルゲートアレイ / ドリフトチェンバー
研究概要

Φ粒子の核物質中の崩解を電子陽電子対の検出により測定することにより、素粒子のカイラルシンメトリーの破れに関する重要な知見が得られると考えられている。本研究ではこの実験のための実験技術の開発を行った。電子対の運動量を測定するためのドリフトチェンバーとしてセラミックプリントサ-キットボードを利用した、新しいタイプの構造を考案し、試作及びテストを行った。これにより、基本的な動作が確認され、ワイヤーをこれまでのチェンバーにくらべてはるかに高密度で配置し、かつまた配線上の困難をとりのぞく事ができる事が分った。現在すでに実験で使用するものの一部セクターをテストするべく、次の試作を行っている。この技術が確立すると、高計数率用のチェンバーの製作が飛躍的に容易になると考えられる。
本研究では又、検出器で同定された電子陽電子対からΦ粒子を選択的に抽出するための高度なトリガーロジックが必要となる。本研究費により、設計のための計算環境を整備し、デザインを行った。結論として、このトリガーはFPGA(Field Programable Gate Array)の代表的な機種である、LATTICEとXLINKSを組みあわせて作成する事が可能である事が分った。基本設計を終え、現在は実機製作の為の配線図をおこしている。
同時期に平行し、電子同定のためのカウンターのR&DEもすすめてきた。実験はH7年3月14日の高エネルギー研究所のPACにおいて採択され、実行へのスタートをきった。
これまでの研究成果は、H7年春の日本物理学会において報告される。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2017-10-10  

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