研究課題/領域番号 |
06640413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
道家 忠義 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (60063369)
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研究分担者 |
林 孝義 (林 義孝) 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 助教授 (70156446)
山田 勝美 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (30063316)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | アレン入り液体Arカロリメータ、 / ^<58>Ni、 / フラグメント核、 / 生成断面積、 / 液体アルゴン / カロリメータ / 同位元素弁別能 / 中性子過剰核 / 希土類元素 / 同位元素弁別 |
研究概要 |
アレン入り液体ArカロリメータのGSIでの重イオンの照射実験は、初め、GSIでNaイオンを使用して1994年に行われた。しかし、その際、内部電極間に放電が発生し、有効なデータがとれなくなった。そのため、帰国して内部電極の交換を行い、再び、カロリメータをGSIに運んでの650MeV/nの^<58>Niイオンの照射実験を行った。今回は、実験は上手く行きデータの解析に入ることができた。いろいろと工夫を凝らしたのであるが、エネルギーの分解能が悪く、どうしても明確な同位元素の弁別は出来なかった。そのため、方針を変更して、元素弁別のみで議論できる、Ni粒子が停止するまでに作られるフラグメント核の生成断面積を求めることにした。その全断面積としては、300〜600MeV/nのエネルギーにわたって、ほぼ予測通りの結果を得、又、観測できたフラグメント核の生成断面積もほぼ予期した結果を得た。このように広いエネルギーの範囲の断面積が、一挙に測定できたのはこれが始めてである。また、この方法では、生成されたフラグメントが最終的にとのような元素に落ち着くのか調べることが可能であり、その結果は、核化学的な結果とも比較することが出来る。今その方針に従って解析を続行中である。
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