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広帯域地震計アレイによる近地地震震源メカニズム即時決定

研究課題

研究課題/領域番号 06640539
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 固体地球物理学
研究機関京都大学

研究代表者

中西 一郎  京都大学, 理学部, 助教授 (10164229)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード広帯域地震計 / CMTインバージョン / 強震計 / 北海道南西沖地震 / 北海道東方沖地震 / 三陸はるか沖地震 / 兵庫県南部地震 / 即時決定
研究概要

主として京大・防災研究所と東大・地震研究所データセンターから得られるSTS地震計データと弘前大学理学部の設置した村松式広帯域強震計のデータを用いて解析を行った。最近起きた大地震のCMTインバージョンを行った。これらの地震に対して全世界的観測網のデータを用いてハーバード大学のグループが得た解とほとんど同じような解を得ることが出来た。
1.北海道南西沖地震。根室の上下動、関東地方の筑波、長野県の松代、韓国のポ-ハン、弘前大学の泊観測点のVS-3の5観測点のデータを用いてCMTインバージョンを行った。ハーバード大の結果と同じ結果が得られた。さらに弘前大の泊観測点(強震計)データのみ用いたCMTインバージョンを行い、上の5観測点の結果に近い解を得ることができた。
2.北海道東方沖地震。この地震はマグニチュードが8以上あり、北海道、東北のみでなく、関東、関西(具体的には鳥取観測点)地方のSTS観測点での記録も振り切れてしまい、CMTインバージョンでは弘前大の広帯域強震計2点のデータを用いた。従って日本列島のように近くで大地震の発生する可能性のあるところではSTS地震計のみによる観測網には問題点のあることがわかった。
3.兵庫県南部地震。STSデータによるCMTインバージョンと気象庁の87型強震計を用いて解析を行った。気象庁の発表する震度が無感または震度1の点(青葉、筑波、八丈島、小笠原)でのSTS地震計を用いてCMTインバージョンを行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中西一郎: "北海道南西沖地震:残された問題" 月刊海洋. 号外No.7. 6-11 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 長郁男: "The Swrce mechanism of the South of Hyogo Prefecture earthguake of January 16,1995" Journal of Natural Disaster Science. 兵庫県南部地震特集号. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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