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メソスケール数値モデルによる冬期日本海の降雪現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06640554
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関北海道大学

研究代表者

竹内 謙介  北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (00107450)

研究分担者 吉崎 正憲  北海道大学, 気象研究所台風研究部, 室長 (60101101)
上田 博  北海道大学, 理学部, 助教授 (80184935)
遠藤 辰雄  北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (20001844)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードメソスケール / 降雪雲 / 数値モデル / リトルリーバル / 地形性
研究概要

先ず、ドップラーレーダーのデータを用い、冬期日本海の降雪現象を解析した。特に、発生には風向、風速、そのシアー、原因となる地形の山頂高度付近の大気の安定度が重要な因子あるいことを見いだした。また、地形の下流に弱風域が生じ、そこに吹き込む風の収束が降雪雲の成因であることが示唆された。さらに、紐状降雪雲にそって波動が伝搬することなど興味ある現象が見いだされた。一方、モデルの開発の為には雲物理過程や熱力学過程のモデル化の調整が必要となる。この基礎として、リトリ-バル法を開発した。これはレーダーで得られた降水粒子分布や風速場から気温、雲水量等を再現するもので、降雪雲の力学的構造等の解析に有効であるとともに、雲物理過程、熱力学過程の妥当性のチェックにもなる。今回は、よりリトリーバルがやりやすい熱帯の対流雲についてこの解析を試みた。その結果、妥当な場の再現が可能であり、また力学的な構造に関しても多くの情報が得られることが示された。この結果をもとにこの解析手法を冬期日本海の降雪現象にも適用し、それ基づいて数値モデルの開発に着手したが、時間が不足し、完成には至らず、今後の課題として残された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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