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アヌレノン類の合成と性質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06640684
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学
研究機関富山大学

研究代表者

樋口 弘行  富山大学, 理学部, 助教授 (00165094)

研究分担者 尾島 十郎  富山大学, 理学部, 教授 (00018988)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード架橋アヌレノン / 単環性アヌレノン / シクロヘプタトリエン / 環電流効果 / カルボニル / 配座異性体 / 平衡混合物
研究概要

本研究では、シクロネプタトリエン環を含む大環状共役ケトン類、すなわち、一架橋あるいは二架橋[17]-,[19]-,[21]-,[23]-,および[25]-アヌレノン類を合成し、それらの性質を検討した。
(1)同じπ-電子数をもつ単環性アヌレノン類と比較検討した結果、いずれも架橋基をもつ7員環の存在が分子骨格の平面性を低下させ、誘起環電流効果を弱めることが明らかになった。
(2)2と3はカルボニル基の分極によりともに周辺18π電子系を形成するが、2に比べて3の方が分子骨格に存在する歪が小さく、若干強い反磁性環電流効果を示した。
(3)[23]アヌレノン4はCDCl_3中では下に示す単一構造で存在し、CF_3CO_2D中ではいくつかの異性体の混合物として存在する。一方、[25]アヌレノンは、CDCl_3中では7と8から成る約3:2の平衡混合物として存在し、CF_3CO_2D中では8のみの構造異性体として存在することが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyuki,Higuchi: "Synthesis and Properties of a Bismethano‐bridged Bisdehydro[21]annulenone.Conformation in Solution and in the Crystalline State" Chem.Lett.2291-2294 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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