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ベンケイソウ型酸代謝にかかわるリンゴ酸輸送系の調節とリズムの形成機構

研究課題

研究課題/領域番号 06640844
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関九州大学

研究代表者

荒田 博行  九州大学, 理学部, 助手 (80151166)

研究分担者 西村 光雄  九州大学, 理学部, 教授 (40037255)
島崎 研一郎  九州大学, 理学部, 教授 (00124347)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードベンケイソウ型酸代謝 / 液胞 / 概日リズム / イオンチャネル / リンゴ酸酵素 / 慨日リズム
研究概要

ベンケイソウ型酸代謝のリズムの形成に、リンゴ酸の輸送系と脱炭酸系の制御がどのようにかかわっているか調べた。
1. CAM植物は、大気中の二酸化炭素がない条件でも、液胞のリンゴ酸を脱炭酸して得られる二酸化炭素用いて光合成を行い、酸素を発生する。このリンゴ酸に依存した光合成の活性は日周リズムを持つが、このリズムは連続明条件で持続した。リズムの解析の結果、リンゴ酸の輸送系または脱炭酸系、あるいはその両方が慨日時計によってなんらかの制御を受けていることがあきらかになった。
2.細胞質のNADP-malic enzymeの活性は、抽出して調べたところ、日周リズムは見られる。しかし、このリズムはリンゴ酸に依存した光合成のリズムとは対応していない。また、連続明条件下ではリズムは見られず、この酵素の制御が慨日リズムを持っているとは考えにくい。
3.ミトコンドリアのNAD-malic enzymeの活性には、抽出して調べた限り、リズムは見られない。また、四次構造の変化による制御が行われている形跡もない。ただ、ミトコンドリア中のCoAやマンガンといったエフェクターの濃度の変化によって制御されている可能性は残っている。
液胞膜のリンゴ酸チャネルについては、まだ解析は進んでいないが、今後チャネルの性質をあきらかにすることで、リンゴ酸の輸送系・脱炭酸系のリズムの形成機構の全体像を明らかにしていく計画である。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H, Arata: "Circadian rhythm of malate remobilization in crassulacean acid metabolism." Photosynthesis ; from Light to Biosphere. 5. 151-154 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Arata, Y.Furutani, M.Nishimura: "Circadian rhythm of malate remobilization in crassulacean acid metabolism." Photosynthesis : from Light to Biosphere. Vol.5. 151-154 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Arata: "Circadian rhythm of malate remobilization in crassulacean acid metabolism" Photosynthesis: from Light to Biosphere. V. 151-154 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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