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卵成熟誘起ステロイドホルモンの細胞膜受容体遺伝子の単離と構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 06640870
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

吉国 通庸  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (50210662)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード卵成熟 / ステロイドホルモン / 細胞膜受容体 / GTD結合蛋白質 / アデニル酸シクラーゼ / 百日咳毒素 / ニジマス
研究概要

魚類の卵成熟誘起ステロイドホルモン(MIH)受容体は細胞膜結合型の新しい型のステロイド受容体である。これまでにこのMIH受容体分子についての化学的な情報は全く得られていなかった。MIH受容体遺伝子の単離の手がかりを得る為に生化学的解析を行ない、MIH受容体を含む細胞膜画分中にアデニル酸シクラーゼ活性が定常的に発現しており、MIHの投与によりその活性が阻害されることを見出した。MIH受容体がアデニル酸シクラーゼと連関していることから、その仲介成分として予想されたGTP結合蛋白質(G蛋白質)の関与について解析し、MIH受容体は、三量体型G蛋白質複合体を介してホルモン情報を卵母細胞内部に伝達していることが分かった。MIH受容体と連関するG蛋白質は百日咳毒素感受性型であるが、そのサブタイプの同定までには至っていない。現在、サブタイプ特異的な抗G蛋白質抗体を用いて同定を行っている。
G蛋白質と相互作用する細胞膜受容体遺伝子に共通してみられる塩基配列を元に設計したプローブを用いて、既にMIH受容体を発現している時期のメダカ卵母細胞から調製したmRNAからRT-PCR法により増幅された数種類のcDNA断片を得ている。現在、これらの塩基配列の解析を進めており、配列決定後、これらをプローブにして、既に調製済みのメダカ卵母細胞cDNAライブラリーからMIH受容体遺伝子の単離を開始する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉国通庸: "Involvement of an inhibitory G-protein in the signal transduction pathway of maturation-inducing hormone(17α,20β-dihydroxy-4-pregnen-3-one)action in rainbow trout(Oncorhynchus mykiss)oocytes" Developmental Biology. 166. 615-622 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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