研究課題/領域番号 |
06640875
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物生理・代謝
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
丸山 工作 千葉大学, 理学部, 教授 (60012267)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 筋弾性蛋白質 / コネリチン / タイチン / プロジェクチン / トウィッチン / ケッチン |
研究概要 |
筋弾性蛋白質コネクチン(〜300万MW)は、脊椎動物ではミオシンフィラメントをZにつなげる役目を果たしている。このことは、筋全体にみられるのであろうか?無脊椎動物の昆虫、貝、ゴカイなどでしらべた結果、コネクチン関係蛋白質の役割がわかってきた。もっとも、一次構造にくりかえし単位は共通している。 ゴカイの体壁筋では、トゥイッチン(〜753kDa)はミオシンフィラメント上にあり、Z線とミオシンフィラメントをつなぐのは〜4000kDaのコネクチン様蛋白質と判明した。この事情は、ホタテガイでも同様であることがわかった。ただし、ホタテガイのコネクチン様蛋白質は約2000kDaである。 節足動物の筋肉には約1200kDaのプロジェクチンが存在する。これは通常のサルコメア長の筋肉にあってはZ線とミオシンフィラメントをつなぐ(ザリガニ屈筋;バッタ胸筋)。しかし、サルコメア長の長い昆虫肢筋(7-8μm)、ザリガミはさみ閉筋(10μm)やフジツボ閉殻筋(〜10μm)にあっては、コネリチャン様蛋白質(〜3000kDa)がZ線とミオシンフィラメントを連結する。プロジェクチンはトウィッチン同様、ミオシンフィラメント上に局在する。 このように弾性蛋白質の多様性が明らかにされた。
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