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高速き裂分岐現象の基礎実験と数値シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 06650110
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関神戸商船大学

研究代表者

西岡 俊久  神戸商船大学, 商船学部, 教授 (60018067)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード高速き裂分岐 / 動的J積分 / 経路独立積分 / コースティックス法 / 高速度撮影 / 破壊面粗さ / マイクロクラック / 移動有限要素法
研究概要

はじめに、本研究室現有の超高速度カメラとアルゴンレーザーを光源とするレーザーコースティックス法を用いて、高速き裂分岐現象に関する基礎実験を行なった。透明脆性材料中の高速分岐き裂先端のコースティック像や分岐経路履歴などの詳細なデータを計測した。用いた材料はPMMA、アラルダイトBおよびホ-マライト100である。
実験結果により、分岐するき裂速度とせん断波速度の比(β_b)はアラルダイトで0.35、ホ-マライトで0.45、PMMAで0.5付近以上よりき裂分岐が生じることが分かった。また、脆性破壊面の粗さはき裂速度とともに増加し、き裂分裂が生じている付近ではハックル状態になる場合が多く、マイクロクラクックが観察された。
また、理論的研究では、複数に分岐したき裂先端の動的J積分や応力拡大係数を経路独立積分で評価するため、Nishioka-Atluriにより導出された動的J積分や動的L積分、動的M積分を利用する手法を開発した。
また、シミュレーションによる研究では、はじめに、上記の経路独立積分による複数分岐き裂先端の破壊パラメータ評価を数値解析に適用することによりその有効性を示した
さらに、高速き裂分岐実験を再現する生成形シミュレーション手法を確率するため、要素自動制御法や要素自動分割法などを利用する移動有限要素法を開発した。これにより、実験で取得されたデータをもとに、高速分岐時の動的J積分などを評価した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Nishioka,T.Okada,M.Nakatani: "Computational Studies on Fast Curving and Fast Branching Cracks" Proceedings of the International Conference on Computational Engineering Science. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 西岡 俊久,中谷 全宏: "経路独立積分による動的分岐き裂の評価法" 日本機械学会,M&M'95材料力学部門講演会講演論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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