研究概要 |
本研究は,機械組立図面をイメージスキャナを用いてオフライン入力し,最終的にCADのコアモデルとして利用するためのアセンブリモデルに変換するまでの機械組立図面認識システムを開発し,併せて機械製品CAD用汎用アセンブリモデラのプロトタイプを開発することを目的として行った. 前者の組立図面の認識については,予算が大幅に減額されたため,並列処理プロセサ-を実現することは不可能となったが,後者のアセンブリモデルのプロトタイプの開発については,大きな前進が見られた. アセンブリモデルに対する要求項目の調査をCADユーザー及びベンダーに対して行い,その要求される機能項目をまとめた.その項目は,主な対象及び適用範囲,部品のモデリング機能,アセンブリモデリング機能,ボトムアップ設計のサポート,トップダウン設計のサポート,コンカレントエンジニアリングのサポート、機能解析アプリケーション,加工用データの詳細,組立工程のアプリケーション用データ,他のアプリケーションなどからなる. これらの成果については,連名で,国際会議でその成果を発表した.
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