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平面レーザー誘起蛍光法を用いた実用的NO濃度分布診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06650244
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関名古屋大学 (1995)
豊橋技術科学大学 (1994)

研究代表者

吉川 典彦  名古屋大学, 工学部, 助教授 (60135423)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードレーザー誘起蛍光 / 一酸化窒素 / 燃焼 / 分光 / 汚染物質 / CCDカメラ
研究概要

火炎観測装置を製作し,レーザーシートを用いたNOの画像計測法を確率とした.励起波長にはA^2Σ^+-X^2【product】電子遷移の(0,0)バンドQ_1(18)吸収線(225.835nm)を使用し,(0,2)バンドの247.1nmの蛍光を計測した.レーザーシート強度分布の補正には10ppmのNO標準ガスを使用した.レーザーパワーは1mJ/pulseに設定し,透過率可変のNDフィルターを用いてレーザーパワーを変化させ、レーザー強度と蛍光強度が線形関係にある事を確認した.次に,幾つかの火炎について測定した。メタン-空気の予混合火炎では,層流と乱流の両方の場合に,NOの蛍光は未燃部分では認められず、反応帯外側から下流にかけての幅広い領域に存在する.メタンと水素の層流拡散火炎では,未燃部分にも信号が確認された.この信号光がO_2やPAHの蛍光や,燃料のラマン散乱でないことを確認し,反応帯外側のNOが未燃部分に拡散した事が判った.この原因は,メタンと水素では,他のガス,例えば,H_2O,O_2,CO_2の場合に比べて、クエンチングの影響が1/100〜1/1000程度になる事が原因であることが判った.又,2ppmのNO標準ガスでも充分な蛍光強度が得られた事から,かなりの低濃度でも検出が可能であると考えられる.又,当初はNOのみを測定対象としていたが,NO_2についても検討した.励起波長をA^2B_1-X^2A_1電子遷移の439.0nmに設定し,479.5nmの蛍光を計測した.レーザーシート強度分布の補正には,500ppmのNO_2標準ガスを使用した.レーザーパワーは17mJ/pulseに設定し,線形領域で測定した.層流火炎では検出できなかった.これは,ガスタービン等の既燃ガスが急冷した場合にのみNO_2が観測されるという事実にも裏付けられる.NO_2の標準ガスを更にN_2で希釈して,大気条件での測定濃度限界を探った.その結果,最低2ppmまで検出が可能である事が判った。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉川 典彦: "実用的レーザー画像計測" 燃焼研究. 102. 29-35 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] NORIHIKO YOSHIKAWA: "Practical Use of Planar Laser Spectroscopy, Combustion Research (in Japanese)" vol.102. 29-35 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉川典彦: "実用的レーザー画像計測" 燃焼研究. 102. 29-35 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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