研究課題/領域番号 |
06650310
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
橋本 正治 摂南大学, 工学部, 助教授 (60180840)
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研究分担者 |
川野 常夫 摂南大学, 工学部, 助教授 (90152983)
西田 修三 摂南大学, 工学部, 教授 (20100563)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / 熟練 / 技能 / 作業特性 / CAD / 認知 |
研究概要 |
以下に示す計画に従い研究を実施した。 (1)3次元曲線の入力法の提案・入力装置の試作・評価実験 (2)作業者の特性の検出法の提案・検出装置の試作・評価実験 (3)個性や熟練度の検出法・評価法の提案と試作装置による評価実験 (4)熟練度に応じて柔軟に対応するインタフェースの提案と評価実験 CADシステムに用いるための3次元入力法を提案し、試作装置の精度と入力に要する時間について評価した。その結果、精度に関して300mmの曲線の長さに対して5mm程度の誤差が生じていることと、処理時間に関して作業者が違和感を覚えるとされている0.1sec以内に前ての処理が行われているとが明らかとなった。評価実験を行った結果、本入力装置のように作業者の表現内容を機械が判断し入力情報として用いる方式を用いることで未熟者であっても容易に熟練者と同じ入力処理が行えることが明らかとなった。 作業者の熟練度は、作業結果や作業工程などに現れると考えられるが、作業の内容に応じて評価しなければならない。本研究では、未熟者と熟練者では作業の疲労度に差がでることから、疲労度を生理的情報を検出することで熟練度合いを評価する手法を提案した。作業の負担とならない生理情報の検出法の提案と測定装置の試作を行い、生理情報と精神的疲労度との関連を実験により明らかにした。熟練を要する作業のシミュレータを開発し、作業者の熟練度に応じてインタフェースのC/D値を作業中に変化させる実験を行った。被験者が熟練者の場合、作業成績を維持しながら作業時間が短くなった。これは、本手法を用いることによりさらに技能の習熟が進んだことを意味し、有効性が確認されたと考えられる。
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