研究課題/領域番号 |
06650428
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
笹瀬 巌 慶應義塾大学, 理工学部・電気工学科, 助教授 (00187139)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | マルチメディア / 通信ネットワーク / バーストトラヒック / スループット / ふくそう制御 |
研究概要 |
本研究では、パケットがバースト的に発生するメディアを含んだ、高効率なマルチメディア通信ネットワークについて、考察を行った。以下得られた研究成果の概要をしめす。 1。3種類以上のメディアの呼を含む、ふくそう制御を伴う非割り込み型優先権を有する系に対して、スループット及び呼損率の過渡状態特性について理論解析及び計算機シミュレーションにより考察を行った。結果として、優先権の最も低いメディアの呼がバースト的にシステムに到着しても、優先権の高いメディアの呼の過渡状態での、呼損率を低く抑え、スループットを高く維持できるForeground-Background(FG-BG)ふくそう制御を用いたシステムの構成法を示すことができた。 2。交換システムの入力バッファが有限でバッファ溢れを生じる場合に、メディアの種類に応じて、バーストパケットの一部でも受け入れる場合と、バーストパケットすべてを棄却する場合の異なる受け入れ方式を併用した場合のスループット及びパケット損等の特性について解析を行った。その結果、異なる受け入れ方式を併用することにより、呼損率を低減でき、また、バーストパケットの中にポアソン到着するパケットを埋め込むことができることを明らかにした。 3。複数の優先権を持つ処理系において、メディアのバーストトラヒック特性に適応し、優先権の低いパケットがバースト的に発生したときには、ある一定の待ち時間ののちにそれらのバーストパケットを優先権の高い別のバッファに移し替えて処理することにより、優先権の低いメディアのパケットの遅延をある程度低減できるような、しきい値制御法について考察を行った。
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