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時間統合を用いた高精細動画像入力方式の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650430
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関神奈川大学

研究代表者

斎藤 隆弘  神奈川大学, 工学部, 教授 (10150749)

研究分担者 小松 隆  神奈川大学, 工学部, 助手 (80241115)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード高解像度化 / フレーム統合 / 時間統合
研究概要

研究代表者らは先に複数のカメラを用いて同時に撮像した画像を信号処理により統合化し解像度の改善された画像を取得する方式を提案した。本件研究では動画像シーケンスを時間軸方向に統合化することによって個々のフレームの解像度を改善する方式について以下の検討を行った検討を行った。
(1)統合方式に検討
画像を空間軸方向に統合する方式と時間軸方向に統合する方式との比較検討を行い、時間軸方向に統合する方式においても、空間軸方向の統合方式の場合と同様に個々のフレームの解像度に改善が可能であるこが明らかとなった。また、統合により解像度を改善する方式と雑音を低減する方式について検討を行った。
(2)フレーム間対応付けアルゴリズムの開発
先に提案した空間軸方向に画像を統合化する方式では基本的に2枚の画像間で対応関係の推定を行ったが、時間軸方向に統合化する方式では、数十フレームに渡って互いの対応関係を求める必要がある。また、時間軸方向の画像統合では少数画素制度で対応関係を推定する必要がある。そこで、新たに四辺形パッチを用いた対応付けアルゴリズムを開発した。その結果、フレーム間の対応付けを精度よくかつ高速に推定可能な方式が実現された。
(3)統合アルゴリズムの開発
先に提案した空間軸方向の統合では反復法を用いて等価的に疑似逆行列をとくことにより統合画像を求めていたが、本研究では多くにフレームを高速に統合するためより演算量の少ない統合方式を開発した。
以上の成果を学会大会、研究会、学会誌等に発表した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 中沢裕二、小松隆、斎藤隆弘: "時間統合法による動画像の空間解像度の改善" テレビジョン学会技術報告(ICS′94-53). 18. 19-24 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中沢裕二、小松隆、斎藤隆弘: "フレーム間統合による空間解像度の改善" 1994年電子情報通信学会秋季大会. 情報・システム. 277 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中沢裕二、小松隆、斎藤隆弘: "フレーム間統合による動画像の空間解像度の改善" 第9回画像符号化シンポジウム. 9. 73-74 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中沢裕二、小松隆、斎藤隆弘: "フレーム間統合による高精細ディジタル画像の獲得" テレビジョン学会誌(1995年3月号). 49(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中沢裕二、小松隆、相澤清晴、斎藤隆弘: "高精細画像入力のための映像処理技術" 画像ラボ(1995年4月号). 4(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小松隆、斎藤隆弓: "複数の動きを推定可能なブロックマッチング法" テレビジョン学会誌(1995年3月号). 49(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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