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マイクロメカニクスに基づいた逆解析に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650512
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関九州工業大学

研究代表者

山口 栄輝  九州工業大学, 工学部, 助教授 (90200609)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアイゲンひずみ / 岩盤 / 逆解析 / 等価介在物法 / 不均質材料
研究概要

本研究では,地下構造物表面の計測結果から,非弾性挙動する岩盤内部の様子を探る逆解析手法についての基礎的な検討を行った.マイクロメカニクスの分野では,不均質材料を取り扱うのに有効な手法として,アイゲンひずみを用いた等価介在物法がよく知られている.この手法によれば,逆解析における未知数を大幅に減少でき,また本来は非線形である問題を線形化して取り扱うことが可能となる.本研究ではこの手法を適用し,アイゲンひずみを有する均質な弾性材料として岩盤をモデル化した.この場合,アイゲンひずみが未知数となり,解析結果と計測結果の差が最小になるようにアイゲンひずみ分布を求めることになる.しかしながら,この問題自体は一般に適切性の要件に欠け,解の唯一性が保証されない.そのため,非線形挙動が生じるメカニズムを解析に取り入れることを考え,その理論的枠組みを構築し,定式化を行った.具体的には,非線形挙動が生じる条件をペナルティ法で取り込むこととした.さらに,事前情報として確率特性が与えられた場合を想定して,ベイズ推定を適用した逆解析法について提案を行った.そこでは,アイゲンひずみを未知数にとった場合,誘導される基礎方程式がベイズ推定の適用にひじょうに適していることを明らかにしている.またこの研究の一環として,等価介在物を適用した.計算効率のよい弾塑性解析法の開発を行い,計算時間を大幅に減少するアルゴリズムを構築できた.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山口栄輝: "メカニズムや確率特性を考慮した逆解析手法" 第15回西日本岩盤工学シンポジウム論文集. 96-101 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口栄輝: "ベイズ推定における離散化について" 平成6年度土木学会西部支部研究発表会. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口栄輝: "等価介在物法を用いた平面骨組構造物の弾塑性解析" 土木学会構造工学論文集. 41A. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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