研究課題/領域番号 |
06650517
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
後藤 芳顯 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90144188)
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研究分担者 |
小畑 誠 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30194624)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 局所化 / 薄板構造 / 耐震設計 / 塑性座屈 / 繰り返し載荷 / 鋼構造 |
研究概要 |
昨年度開発した薄板構造物における塑性座屈モードの局所化解析を行うための解析プログラムを用いて材料構成則が圧縮板の局所化挙動に与える影響について検討した。さらに、単調増加および繰り返し軸力を受ける円筒殻を対象に解析ならびに実験によりその局所化現象を検討し、局所化現象が円筒殻の変形能低下に与える影響について考察した。得られた結果をそれぞれまとめると以下のようになる。 1)材料構成則が圧縮板の局所化挙動に与える影響 a.バイリニアモデルは二局面モデルより局所化挙動が生じやすい。また、バイリニアモデルを用いた時、局所化による荷重低下も単調載荷、繰り返し載荷を通じて大きくなる。これは二局面モデルでは、圧縮板の塑性化による剛性の低下が速く、しかも緩やかに進むことによる。 b.二局面モデルにおいては、初期たわみが局所化挙動を含め繰り返し荷重下の圧縮板の挙動に若干影響を与える。これは、二局面モデルによる応力一歪関係が歪み履歴にやや敏感であることに起因していると考えられる。 2)局所化挙動が円筒殻の変形能低下に与える影響 a.円筒殻の局所化挙動に関して、実験値と解析値は良く一致し、局所化解析法の妥当性が確認された。 b.径厚比R/t、ならびに円筒殻の長さの半径に対する比L/Rが大きいほど局所化現象が生じやすく、変形能ならびに最大耐力の低下が大きい。 c.構成則の影響は、特に繰り返し荷重下において明瞭で、載荷サイクルの増加とともに劣化傾向、変形モードにおいて顕著に現れる。
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