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地盤内の空気流動が及ぼす土の引張り破壊に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650534
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関岐阜大学

研究代表者

宇野 尚雄  岐阜大学, 工学部, 教授 (70021582)

研究分担者 神谷 浩二  岐阜大学, 工学部, 助手 (50252119)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード圧入空気 / 空気と水の境界面 / 2相混相流 / 付着力 / 引張り強度 / 飽和度 / 間隙水 / 間隙構造
研究概要

単年度の本研究は,ジオフロントに伴いニーズが高まる地盤内の空気流動とその影響を調べる基礎的研究である.2つの流れで研究作業が進められた.
(1)土中の空気の3次元流動解析
地盤中の点源から圧入した空気の挙動は,先行して存在する間隙水としての地下水を押しのけて浸入する実験観察結果に対して,(1)浸入空気境界の移動現象として解析する方法,(2)水・空気の2相混相流としての数値シミュレーション解法,のうち後者により検討した.いくつかの興味深い結果が得られたが,現象として解釈し難いものであるため,シミュレーション手法に改善する必要のあることが判明した.
(2)不飽和土の引張り強度と間隙水構造に関する実験
湿潤土の間隙水が及ぼす土粒子結合力に起因した「引張り強度」と飽和度との関係を標準砂とシルト試料に対して,本研究で購入した粉体付着力測定装置により計測し,中間的飽和度の土試料の付着力が最大になる傾向が見い出された.
次に,上記の強度試験した試料の乾燥・蒸発過程における重量の経時変化を,本研究で購入した電子式水分計で計測した.その経時変化に間隙水や間隙構造の特徴が現れる期待からであった.同じ含水比でも乾燥に時間を要したり,低含水比でも乾燥・蒸発に時間を要する,などのデータが得られた.成果報告書作成までに,これらと「サクション応力」や土の水分保持特性の関係を整理して報告する予定である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 宇野,尚雄: "Air Intrusion Methad to Measure Void Diameter of Uniform Sand" Proc.of 10th Asian RCgional Conf.on SMFE(1n printoy). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野,尚雄: "地盤工学における水・空気の挙動" 土質工学会四国支部徳島土質工学研究会テキスト. 21-62 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 神谷,浩二: "「空気圧入法」による間隙径分布の測定" 土木学会第49回年次学術講演会講演概要集. 第3部. 198-199 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野,尚雄: "土の透気性に基づいた間隙径分布測定法の検討" 第29回土質工学研究発表会講演集. 1899-1900 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野,尚雄: "空気圧入法による粒状材料の間隙径分布の測定" 土木学会中部支部平成5年度研究発表会講演集. 391-392 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野,尚雄: "圧入空気の挙動の数値シュミレーションの試み" 第30回土質工学研究発表会講演集. (印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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