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陸域の影響を詳細に考慮した局地的豪雨分布特性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06650563
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水工水理学
研究機関京都大学

研究代表者

中北 英一  京都大学, 防災研究所, 助教授 (70183506)

研究分担者 大石 哲  京都大学, 防災研究所, 助手 (30252521)
椎葉 充晴  京都大学, 工学部, 助教授 (90026352)
池淵 周一  京都大学, 防災研究所, 教授 (20026181)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード集中豪雨 / レーダー / 降雨分布 / 情報工学 / 短時間降雨予測 / 積雲モデル / 大気-陸域モデル
研究概要

本研究で行ったことは,相互に関連しながらも以下の5つに分類される.
1.土地利用スケールが地上からの熱・水フラックスに及ぼす影響:都市,植生を取り込んだ詳細な熱収支モデルを開発し,それを用いた数値実験によって,土地利用スケールと平均顕熱・潜熱フラックスとの関係を明らかにした.
2.地上からの熱・水フラックスが降雨分布に及ぼす影響:陸面過程,降雨モデルを含んだ数値モデルを用いて,都市化に伴う地上からの顕熱フラックスの局所化,土壌水分量の局所化が降雨を発生させるかどうかの解析を行い,豪雨発生の可能性を見いだした.
3.上昇気流が積雲の発達に及ぼす影響:山岳斜面による強制上昇流を想定し,微物理過程を含んだ積雲数値モデルを用いて,初期鉛直上昇流と積雲の発達度合い,もたらされる降水量との関係を明らかにした.
4.地形分布が降雨分布に及ぼす影響:鹿児島豪雨のレーダー観測情報を用いて,どの程度大きなスケールになると降雨分布特性と地形分布特性が大きく関連してくるかを,雨域の発達・衰弱量の時間的・空間的持続性を指標に調査し,1日程度の時間スケールで見た場合は,20km程度の平均スケールになると関係が顕著に現れることを見いだした.
5.降雨予測:レーダー情報と数値予報結果を結合させた短時間降雨予測手法を開発するとともに,情報工学的手法を用いた局地降雨予測手法の開発を行った.
6.降雨が流出系の及ぼす影響のモデル化:任意の流域でこの影響を評価することを容易にするために,流出系の構造的モデル化を図った.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 田中賢治: "土地利用変化スケールと広域熱フラックスとの関係" 京都大学防災研究所年報. 第38号B-II. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 田中賢治: "土地利用スケールと領域平均熱フラックスの関係" 水工学論文集. 第39巻. 159-164 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kenji Tanaka: "The Effects of Land-Use Characteristic Scale on Regional Heat Fluxies" Proc.of The Second International Study Conference on GEWEX in Asia and GAME. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高棹琢馬: "流出系の構造的モデル化システムについて" 京都大学防災研究所年報. 第38号B-II. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 足立琢也: "地表面過程-降水の相互作用解析のためのシミュレーションモデルに関する基礎的研究" 土木学会関西支部年次学術講演会概要集. 第II分野. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原竜也: "降雨分布の地形依存特性に関するスケール効果の解析" 土木学会関西支部年次学術講演会概要集. 第II分野. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 杉本聡一郎: "3次元レーダー及びGPVデータを利用した不安定場モデルの構築と予測" 土木学会関西支部年次学術講演会概要集. 第II分野. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 大石哲: "情報工学的問題解決法を用いた局地降雨予測手法の開発に関する研究" 京都大学防災研究所年報. 第38号B-II. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 大石哲: "2次元積雲モデルを用いた降水過程における鉛直上昇流の影響に関する研究" 水工学論文集. 第39巻. 255-260 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Satoru Oishi: "Numerical Approach About the Effect of Updraft on Local Rainfall" Western Pacific Geophysics Meeting supplement to EOS. 29 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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