研究課題/領域番号 |
06650645
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
笠井 芳夫 日本大学, 生産工学部, 教授 (00058869)
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研究分担者 |
湯浅 昇 日本大学, 生産工学部, 助手 (00230607)
露木 尚光 日本大学, 理工学部, 助教授 (20059611)
松井 勇 日本大学, 生産工学部, 教授 (00059982)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | コンクリート / 表層コンクリート / かぶり / 乾燥 / 養生 / 水和 / 細孔構造 / 含水率 / 表層 |
研究概要 |
本研究により得られた成果は以下の通りである。 (1)1対のφ0.7mm-ステンレス電極棒を用いた小電極により、これまで不可能であったような局部的なコンクリートの含水率の測定を可能とした。 (2)実構造物のコンクリート品質を明らかにし、その耐久性を検討した。 (3)乾燥に伴うコンクリートの含水率及び細孔構造の不均質性の形成を観察し、不均質性に及ぼす乾燥開始材齢、乾燥環境、調合、部材厚、仕上げ材の施工の影響を明らかにした。 (4)乾燥に伴う各種セメントの水和への影響を物理・化学的観点から明らかにした。 (5)乾燥開始材齢と微小セメントペースト供試体の圧縮強度の関係を明らかにし、これをセメントペーストの細孔構造から検討を加えた。 (6)乾燥開始材齢、乾燥表面からの距離及び含水率と透気性、透水性、吸放湿性の関係を明らかにした。 (8)乾燥開始材齢が早いほど、中性化の進行、塩分浸透、凍結融解による劣化が激しいことを明らかにした。 次のような課題が残されている。 (1)コンクリートの含水率、細孔構造の不均質データの蓄積 (2)含水率及び細孔構造と強度、劣化因子の浸透、仕上げの劣化との関係を解明 (3)構造体コンクリートの強度分布、透気性分布、透水性分布の推定と検証 (4)強度分布の形成、耐久性低下のシュミレーション これらの点については、今後研究を続ける予定である。
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