研究概要 |
第1年度(平成6年度) 現在全国的に注目されている軸組とパネル壁を組み合わせた軸組パネル化構法について、13社16構法を抽出し、プレカットから建方までの工程を追って、木材の歩留まり、ディテ-ルのシステム、建方における作業性と省力効果、工期短縮などを調査、全体として住宅生産の合理化がいかに行われているかを明らかにした。 特に壁パネル、屋根パネルについては、断熱材や窓を組み込んだ工場生産が行われており、高気密、高断熱の住宅生産を中小工務店レベルでも行えるオープンなシステムになってきていることを示し、オープンであるが由の部材の互換性が問題であることを明らかにした。 軸組部の改良については、10社の木造軸組新構法を抽出して、在来の継手・仕口と比較することにより、金物の役割を明らかにした。 第2年度(平成7年度) 木造軸組パネル構法を中心として,在来の軸組,2×4構法も含めて,工場生産過程と現場における部材,部品の互換性を調査検討した。これにより生産単位と施工性を評価することが可能となった。
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