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ロマネスク時代の西欧におけるトランセプトの発達地理相の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06650713
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関大同工業大学

研究代表者

佐藤 達生  大同工業大学, 工学部, 助教授 (40131148)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードバシリカ、 / ロマネスク、 / トランセプト、 / 内陣、 / 発達地理相
研究概要

研究実施計画に沿って、本年度の研究実績の概要を以下にまとめる。
1)トランセプトの類型が不明のもの約1200例については、文献ならびに資料の検索と収集によって、このうちの840例の類型を特定することができた。また、内陣の類型が不明のもの約500例については、同様に350例の類型を特定することができた。
2)現有資料で年代と規模が特定できていなかった約600例については、あらたに収集した文献によって、そのうちの約7割の特定が可能となった。
3)教会堂の地理上の位置は、2000例のうちの約7.5割について特定することができた。ただし、本年度は、これらの位置を座標値(経度、緯度)として表記するまでには至らなかった。
4)データベースの作成は、約560例の基本データをコンピュータに入力したにとどまった。
5)西欧の地理情報をコンピュータに入力して白地図を作成するまでには至らなかった。
6)したがって、入力データをもとにして、白地図上で各種のシュミレーションをおこなうことはできなかった。
7)しかし、トランセプトの類型が特定できた1640例と内陣の特定ができた1850例(両方の特定ができたもの1780例)を地形図上にプロットしたところ、西欧をトランセプトの発達段階に応じて5つの地域に区分することができた。とくにイール・ド・フランス周辺の状況を、より正確に把握することができた。これによって、イール・ド・フランスを、トランセプトの発達の遅れたロ-ヌ河流域とライン河流域に準ずる地域として、位置づけることができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐藤達生,日高健一郎,河辺泰宏,飯田喜四郎: "等高線図にみるハギア・ソフィア大聖堂ペンデンティヴの形態的特徴-ハギア・ソフィア大聖堂調査報告(その1)" 日本建築学会大会梗概集. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 河辺泰宏,日高健一郎,佐藤達生,飯田喜四郎: "建設年代ごとに見たドーム・コ-ニスの特徴-ハギア・ソフィア大聖堂調査報告(その2)" 日本建築学会大会梗概集. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤達生: "「ミラノ大聖堂におけるストルナロコの正三角断面案について-ゴシックの幾何図式」に対する討論" 日本建築学会計画系論文集. 第459号. 211-212 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 飯田喜四郎,黒江光彦,佐藤達生 他: "世界美術大全集 第9巻ゴシック1" 小学館, 440,(16) (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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