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溶融塩の熱伝導率

研究課題

研究課題/領域番号 06650829
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 金属生産工学
研究機関茨城大学

研究代表者

太田 弘道  茨城大学, 工学部, 助教授 (70168946)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード熱伝導 / 熱放射 / 炭酸塩 / レーザーフラッシュ法 / YAGレーザー / 燃料電池 / 熱伝導率 / 融体
研究概要

溶融塩の輸送的性質は既に1950年代から測定が行われているが、近年その優れた化学的安定性・移送の容易性から均質炉や核融合炉の冷却材・原子炉の燃料材としての使用が提案され、熱輸送媒体として研究の機運が高まっている。本研究においては研究代表者の開発した示差3層試料法を用い、僅かに試料融体層の厚さを変えてレーザーパルス加熱後の温度応答の測定を行ない、その結果を比較することにより容器の影響を最小に押えて測定を行ない、この方法により高精度で系統的な熱伝導率の測定データを集積する。ついで得られた系統的なデータを基に融体構造・他の輸送性質との関係を明らかにすることを目的とした。
最初に溶融炭酸塩、硝酸塩およびこれらの混合塩の熱伝導率測定を有効に実施するため既設のレーザーフラッシュ測定装置の拡充と整備を行なった。初期計画では、ルビーレーザーを導入する予定であったが、YAGレーザーを用いた均一で強力な加熱が予算的に可能であることが分かり、このYAGレーザーを熱源とする測定系を作成することにした。この変更のため装置全体を見直す必要が生じ計画の進行が遅れた。現在レーザーの調整がほぼ終了し、装置を調整している。今月中に装置の組み上げを終了し測定を行ない、この装置を駆使して二元系を含めた種々の溶融塩の熱拡散率のデータの導出を行う。さらにこれらの測定結果をもとに融体構造・他の輸送性質との関係を検討し溶融塩の熱伝導率の理論的推算法について検討し、特に粘性理論などに用いられている相応状態法の適用について検討を行なうことを計画している。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Ohta H.Shibata,Y.Waseda T.Emi: "Thermal Conductivity of Molten Mixed Carbonate" High Temp.Materials and Processes. 14(予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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