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ダイナミックシステムの状態推移傾向管理とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 06650862
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学一般
研究機関九州大学

研究代表者

柘植 義文  九州大学, 工学部, 助教授 (00179988)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードプロセスシステム / ARXモデル / ニューラルネットワーク / 逐次確率比検定 / 異常診断 / 異常検知
研究概要

本研究では,ダイナミカルに状態が推移するプラントを対象にして,運転時に得られる時系列データから,プラントの状態推移を的確に予測・監視する傾向管理システムを構築することを目的とし,以下の機能を具備させることを検討した.
機能1:将来の状態の推移状況を予測する機能.
機能2:現在の状態が正常な運転状況であるか判定する機能.
機能3:アラームシステムの上下限値を運転状況に応じて適切に変更する機能
機能4:異常診断システムへの入力となる異常状態の特徴抽出を的確に行う機能
槽一配管系を対象にした実験とシミュレーションにより,以下の結果が得られた.
1.非線形性が強くないプロセス(槽一配管系)への入力が不確定に変動する場合(負荷変動),線形モデルであるARXモデルを用いることによって機能1を実現できる.
2.非線形モデルである3つのタイプのニューラルネットワーク(フィードフォワード型,外部リカレント型,リカレント型)によっても機能1を実現できる.特に,リカレント型ニューラルレットワークによる状態予測が最も良好である.
3.機能1で得られる予測値と実測値の残差に対し逐次確率比検定(SPRT)を用いることにより,機能2を実現できる.
4.機能3で用いたSPRT法を同時に2つ起動することにより,機能4を実現できる.すなわち,片方のSPRT法で残差が正常であるか異常に高いかの判定を行い,他方のSPRT法で残差が正常であるか異常に低いかの判定を行う.
5.課題3は今後の課題として残っているが,課題4の手法を改良することによって解決できると考えられる.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 柘植義文: "不確定な正常状態で運転される連続プロセスの異常の検出と診断" 化学工学論文集. 21. 565-572 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshifumi Tsuge: "Fault Detection and Diagnosis in a Continuous Process with Uncertainly Normal Situations" Kagaku Kogaku Ronbunshu. Vol.21. 565-572 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柘植義文: "不確定な正常状態で運転される連続プロセスの異常の検出と診断" 化学工学論文集. 21. 565-572 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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