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有機ケイ素化合物の触媒的転換反応に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650891
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 触媒・化学プロセス
研究機関愛媛大学

研究代表者

山口 力  愛媛大学, 工学部, 教授 (10000861)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードオルガノシラン / 固体超強酸 / アルキル化反応 / 固体酸 / 不均化反応 / ヒドロシリル化反応 / 触媒
研究概要

炭化水素ホモローグでありながら不均一触媒反応としてとりあげられることの無かった有機ケイ素化合物の転換反応を固体触媒上で試み、以下の成果が得られた。
(1)ジエチルシラン(E2)およびジエチルジメチルシラン(E2M2)の不均化反応
表題の反応について固体超強酸を含む種々固体酸および固体塩基を用いてその反応の可能性を検討した結果、300°C以下の反応温度で両反応とも固体酸上で触媒的に進行することを世界で初めて明らかにした。触媒特性とE2およびE2M2の反応性の比較検討から、E2はヒドリド引抜き型、E2M2はプロトン付加型で反応が開始することが推定された。E2M2不均化反応は固体超強酸触媒を用いることにより反応温度100°Cでも進行させることができる。
(2)ジエチルシランのアルキル化反応
E2と各種オレフィン、すなわちプロペン、1-ブテン、cis-2-ブテン、イソブテン、1、3-ブタジェン、メチルアセチレンとの反応を固体酸を触媒として試みた。いづれも150°Cで容易に反応が進行し、対応するアルキルシランの生成を確認した。生成物のNMR分析の結果、アルキル化体はいづれもn-アルキル化体を主生成物とすることが明らかとなった。本反応に要求される酸点は不均化反応のそれと同様であると推定された。
芳香環、CN結合、CO結合への付加は現時点では成功しておらず反応条件等を検討中である。
ヒドロシリル化類似の反応を固体酸を用いて不均一反応系により世界で初めて成功した。今後反応機構の検討ならびに反応の拡張が期待される。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Bouchet,Fujisawa,Kato,Yamaguchi: "Application of Microporous Materials for Catalytic Disproportionation of Alkylsilanes" Studies in Surface Science and Catalysis. 84. 2029-2036 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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