研究課題/領域番号 |
06650919
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大竹 久夫 広島大学, 工学部, 教授 (10127483)
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研究分担者 |
加藤 純一 広島大学, 工学部, 助教授 (90231258)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 細菌 / シグナル伝達 / 細胞 / 遺伝子 / 培養制御 / リン酸 / 走化性 |
研究概要 |
P.aeruginosa細胞はリン酸に欠乏するとリン酸に集積する。この調節はPhoBおよびPhoR蛋白質に依存せず、PhoU蛋白質を必要とする。P.aeruginosaのPst遺伝子産物はリン酸に親和性の高い輸送系を構成するが、これらの蛋白質もまたリン酸への走化性の負の調節に関係している。今のところ、P.aeruginosa細胞のリン酸走化性の正の調節機構があるかどうかはまだわからない。リン酸走化性に関係するセンサー蛋白質に関してはまだ何も情報が得られていない。P.aeruginosaの走化性シグナル伝達に関係する遺伝子群としてcheY,cheZ,cheA,cheBおよびcheJ遺伝子がクローニングされた。これらの遺伝子のうち、はじめの4つがコードする蛋白質は大腸菌の走化性シグナル伝達に関係する蛋白質と相同性が認められた。しかし、CheJ蛋白質についてはこれまでに知られた蛋白質との相同性は認められなかった。CheJ蛋白質は、未知の役割を細胞内シグナル伝達において果している可能性がある。3つの走化性トランスデューサー蛋白質をコードする遺伝子もまた、クローニングされた。これらの遺伝子産物は、大腸菌でしられるMCP蛋白質と構造的によく似ていた。
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