研究課題/領域番号 |
06651071
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
航空宇宙工学
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
大久保 博志 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (40094502)
|
研究分担者 |
津村 俊弘 大阪工業大学, 教授 (90081265)
小松 信雄 大阪府立大学, 工学部, 助手 (80215392)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 柔軟宇宙構造物 / 形状制御 / 振動制御 / レーザ計測 / 制振技術 / 制御系設計 / 防振技術 / フレキシブルアンテナ / 構造のアクティブ制御 |
研究概要 |
1.柔軟構造物の形状推定および形状制御に関する研究: 未知外乱の作用によって変形する柔軟宇宙構造物の形状を、構造上に配置したアクチュエータを用いて、所定の状態に復元する方法についての研究を行った。推定および制御のアルゴリズムは、分布定数系モデルに基づいている。また、柔軟はりのテンドン実験装置を対象にした数値シミュレーションを行い、最適なアクチュエータ配置についての検討を行った。 2.柔軟構造物の形状・振動の光計測法の研究: レーザスキャナとコーナキューブ(再帰反射プリズム)を用いた、構造物の変位の遠隔計測法について研究した。異なる傾斜角を持つ2面のレーザスリット光を同一軸回りに回転する。デュアルファンビーム方式のレーザスキャナを試作した。本計測システムにより、構造物上に配置したコーナキューブに対応する複数ターゲットの2次元変位を高速に精密測定することができる。直交型ロボットを利用した位置決め装置を用いて位置計測実験を行い、測定精度についての検討を行った。 3.柔軟構造物の制御系設計法に関する研究: パメータの変動を伴う柔軟構造物の制御系設計法としてロバスト極配置法を取り上げ、閉ループ系の条件数を小さくするフィードバック制御系の設計法について研究した。また、適応宇宙構造物の例に見られるように、多くの制御用アクチュエータを備えた構造物では、アクチュエータの配置位置を適切に選択することが重要である。ロバスト極配置に有効なアクチュエータ配置を、効率的に選択する方法についての研究を行った。
|