研究課題/領域番号 |
06651075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 東京商船大学 |
研究代表者 |
庄司 邦昭 東京商船大学, 商船学部, 教授 (80092584)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 橋梁 / 港湾 / 船舶航行 / 橋脚 / 人工島 / 港湾施設 / 船舶諸寸法 / 船舶衝突 / 緩衝施設 / 事故 / 沿岸域 / 船舶 |
研究概要 |
船舶の安全を考慮した沿岸域の環境計画をするための手法について次のような調査を行った。橋梁など人工的な構造物に対する船舶の衝突事故の実態を把握するために、まず、事故側について調査した。本研究では1994年の事故について調査した結果、橋梁に対する衝突事故例は以前の事故件数と比べて減少していないことがわかった。その他港湾施設に対する船舶の衝突事故例についても調査し、この種の事故がかなり発生していることがわかった。次に衝突事故を防止するための一つの装置として緩衝施設について検討した。本研究ではゴムとプラスチックの中間的な特性をもつ新素材に着目し、この新素材を用いた緩衝施設についてその設計方法を見い出した。さらに人工的な構造物近傍を航行する船舶の安全性を検討するためにシミュレーション計算を行い検討した。その結果風や潮流が厳しい海域では充分注意して航行する必要があることがわかった。また港湾施設に対する安全性の調査として港湾の入口の水路について航行船舶との関係を調査した。その結果、最近の船舶の大型化に伴ってやや余裕がなくなってきていることがわかった。船舶の安全性を考慮した沿岸海域の環境計画の手法としては今回行なったように、過去の実際に発生した事故例の調査、シミュレーション計算による安全性の検討、を中心に実施することが重要であることがわかった。
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