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波動場変換による高分解能電磁探査法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06651098
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関九州大学

研究代表者

茂木 透  九州大学, 工学部, 助手 (80182161)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード波動場変換 / 電磁探査法
研究概要

本研究の主な成果は以下の通りである.
1.スプライン関数を用いた波動場変換法について検討した.その中で特に,スプライン関数近似の項数およびサンプリング間隔による波動場変換への影響について検討した.この方法で変換を行った場合,変換後の仮想波動の最初の部分に異常な振動が出てしまうことあることがわかった.その原因は,逆ラプラス変換の際の数値計算上の問題によるものと考えられる.この初期の異常な振動はサンプリング間隔に依存していることがわかった.
2.解析的に時間領域の磁場が計算できる層構造に対して,鉛直磁場の過渡応答を求め,それに対してこの方法による仮想波動場を求めてみた.その結果,直接波はほぼ正確に検出されることがわかった.その場合上記の初期異常振動範囲と重ならないようなスプライン近似の際のサンプリング間隔を選ぶ必要がある.また,屈折波や反射波は非常に見えにくいことがわかった.これは,直接波に比べそれらの波は振幅が非常に小さいことによるものと考えられる.
(3)本科学研究費補助金により購入した時間領域電磁探査用送信機と4地点同時測定可能なフラックスゲート磁力計を用いて,大分県由布院地域において,本探査法の実証テストを行った.4地点同時に観測することにより各地点での信号やノイズの特徴の把握が容易にできるようになった.これは将来各地点相互のデータを比較することによりノイズ除去を行える可能性を示唆する結果である.探査の結果として,由布院盆地の南限を走る由布院断層を境に鉛直磁場の過渡応答のが大きな変化が観測された.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tohru Mogi: "Numerical transtormation of EM transient data into wave field" SEGJ/SEG Proc. Int. Synpo. on Geotomogrophy. 273-277 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tohru Mogi: "Numerical transfomation of EM transient data into wave field" Proc.3rd SEGJ/SEG Int.Sympo.on Geotomography. 273-277 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru MOGI: "Numerical transtormation of EM transient data into wave field" Proceedings 3rd SEGJ/SEG International Symposium. 273-278 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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