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アンチセンスRNAを利用したダイズアレルゲンタンパク質遺伝子発現の調節

研究課題

研究課題/領域番号 06660006
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関東京大学

研究代表者

高野 哲夫  東京大学, 農学部, 助手 (30183057)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードダイズ / アレルゲン / 形質転転 / アンチセンスRNA / 遺伝子 / イントロン
研究概要

Bd30Kを低減化してアレルゲン性を低減化したダイズを育成することを目指しているが、そのためにはこのタンパク質の機能や遺伝子発現について基礎的な知見を得ることが必要である。また、このタンパク質の遺伝子のプロモーターは、遺伝子操作などを試みる際に有用であると考えられる。そこでBd30K遺伝子のクローニングを行った。
Bd30KのcDNAをプローブとして、ダイズ・ゲノミックライブラリーをスクリーニングし、ポジティヴなクローンを12個得た。そのうちのB9のファージDNAを鋳型として、cDNAの両端部分をプライマーとするPCRを行ったところ、cDNAよりも約500bp大きなDNA断片(PB9)が得られた。また、品種スズユタカのゲノミックDNAを鋳型として同様にPCRを行うと、B9よりも約100bp小さなDNA断片(PSU)が得られた。そこでこれらの塩基配列を決定した。その結果PB9とPSUはともにBd30K遺伝子の一部分であると推定された。PB9には106bp、102bp、312bpの3つのイントロンが認められた。PSUの同じ位置に3つのイントロンを持っていた。また、イントロンの両端の配列はすべてGT-AGrulcに合致していた。
PB9、PSUの翻訳領域、およびP34cDNAの3クローンの相同性を比較すると、PSUとP34とが塩基配列で98%、アミノ酸配列で97%の相同性を示すのに対して、PB9と他の2つとの相同性は塩基配列で約90%、アミノ酸配列で約80%と低かった。
また、形質転換ダイズを作製するための第一段階として、ダイズ未熟子葉からの不定胚の誘導を、品種スズユタカ、秣食豆公502を用いて行い、初期培養に成功した。継代を行うことによって不定胚の増殖を行い、パーティクルガンを用いた形質転換の準備を進めている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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