研究課題/領域番号 |
06660023
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
荒川 修 弘前大学, 農学部, 助教授 (70184265)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アントシアニン / 果実 / 窒素 / 着色 / リンゴ / カリウム / チッ素 |
研究概要 |
リンゴ果実の着色について、アントシアニン生成に及ぼす樹や果実の栄養生理の影響について検討した。結果は以下の通りである。 1.窒素及びカリウムが果実のアントシアン生成に及ぼす影響について、施肥及び葉面散布によって調査した。採取した果実への紫外光と白色光の混合光による光照射実験では、アントシアニン生成量はカリウム処理で最も優れた。窒素処理では果実の採取時期によって影響が異なり、成熟の早い段階では窒素処理はアントシアニン生成を抑制したが、成熟進んだ段階では無処理に比べてアントシアニン生成量は多かった。 2.樹の栄養生理的状態が果実の品質や着色に及ぼす影響について、樹への剥皮逆接ぎと環状剥皮処理によって検討した。これらの両処理は着色を早めたが、これはクロロフィルムの早い段階での分解によるものと考えられる。 3.‘ふじ'及び‘つがる'の枝変わり品種を用いてそのアントシアニン生成の特性とアントシアニンの組成について検討した。両枝変わり品種にはアントシアニンの組成には違いは認められなかった。種々の条件で光照射を行った結果、着色系枝変わり品種は、それらの条件に関わらずアントシアニン生成量が多かった。 4.アントシアニン含量の非破壊測定について、分光測色計を用いて検討したところ、アントシアニン含量は580-600nmの反射率の対数変換値と高い相関が認められた。
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