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トマトの乱形果発生におよぼす育苗期根温の影響

研究課題

研究課題/領域番号 06660025
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

藤重 宣昭  宇都宮大学, 農学部, 講師 (40008016)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードトマト / 子室 / 根温 / 溢液 / ジベレリン / 硝酸イオン / 燐酸イオン
研究概要

1.トマトの子室増加に25℃高根温が影響する感受期を明らかにするために、花芽発育ステージが未分化,分化初期,がく形成期,雄ずい形成期,雌ずい形成期に分け,それぞれのステージを組み合わせて根温処理の開始と終了を行った。花芽分化する一節前の発育ステージからがく片形成期以上の間を高根温にすると、子室が有意に増加した。
2.子室増加の大きい根温感受期に13,25℃根温で処理した後,胚軸を切断して根系からの溢液を24時間採取し,根が産出すると考えられるジベレリン様活性物質の量を測定した。溢液中には7種以上のジベレリン様活性が存在した。溢液中のジベレリン様活性は25℃根温処理した区が13℃根温で処理したものより5倍以上高かった。溢液量は13℃が25℃より多かったので、植物体当たりで示したジベレリン様活性は両温度間に差がなかった。
3.子室数増加の大きい根温感受期に13,25℃根温で処理し,水耕培養液からの窒素(消散イオン)および燐酸イオンのシュートの移行量をイオンクロマトグラフィーで測定した。溢液中の硝酸イオン濃度は根温間に大差はなかった。燐酸イオン濃度は13℃根温で高く、25℃根温の3倍強であった。溢液量は25℃根温が13℃根温より11%高く、その結果植物体当たりの硝酸イオン量は両根温でほぼ同じであり、燐酸イオンは13℃根温が25℃根温のそれの2.8倍であった。
4.高根温での根の活性、特にジベレリン産出能の高い活性が子室増加と深く関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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