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アラビノガラクタンプロテイン(AGP)の食品機能性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06660169
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関京都女子大学短期大学部

研究代表者

成田 宏史  京都女子大学短期大学部, 生活科学科, 助教授 (30155999)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードアラビノガラクタンプロテイン / モノクローナル抗体
研究概要

アラビノガラクタンプロテイン(AGP)は蔬菜類の細胞表層に多く存在する糖蛋白質であり、植物の成長、耐寒性、耐乾燥性、さらに花粉の接着にも関与していることが報告されている。一方、AGPは水溶性食物繊維に分類され、植物生理学的のみならず食品栄養学的にも注目されている。
1.キャベツより単離したAGPを抗原として、常法に従い17個のモノクローナル抗体を取得した。これらはすべてAGPの糖部分を認識しているものと思われた。これらの抗体を用いたウエスタンブロッティングにより、キャベツ以外の蔬菜にもAGPは普遍的に存在していることが明らかとなった。
2.17個のモノクローナル抗体のうち3つは通常では得られにくいIgEであった。そこでIgE産生に及ぼすAGPの影響を解析する目的で、モノクローナル抗体を用いたラットIgEの微量定量法を確立した。現在本法を用いてAGPの免疫原性、アジュバント活性を解析中である。
3.ホウ素は植物の必須元素であり、ホウ酸の錯体として細胞壁に局在していることが報告されている。我々はAGPの調製にホウ酸緩衝液が有効であることにヒントを得て、AGPがホウ酸と錯体を形成しやすいことを明らかにし、ホウ素の貯蔵体としてのAGPの機能を示唆した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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