研究課題/領域番号 |
06660212
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高部 圭司 京都大学, 農学部, 助教授 (70183449)
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研究分担者 |
藤田 稔 京都大学, 農学部, 教授 (60026599)
佐伯 浩 京都大学, 農学部, 教授 (40026498)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 木質化 / 免疫電顕 / フェニルアラニンアンモニアリアーゼ / シンナミルアルコールデヒドロゲナーゼ / リグニン / ヒャクニチソウ / 管状要素 |
研究概要 |
平成7年度は、前年度に引き続き、細胞壁の木質化に関与する酵素のうち、フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)とシンナミルアルコールデヒドロゲナーゼ(CAD)の局在について、免疫電子顕微鏡法で調べた。 (1)ヒャクニチソウにおけるPAL,CADの局在 PAL、CADの標識とも、木質化する細胞壁上に認められた。細胞内では細胞基質上とともに、ゴルジ装置由来と思われる小胞上に標識が観察された。このことは、PALやCADなどの木質化に関与する酵素が、ゴルジ装置によって細胞壁に輸送される可能性を示している。この場合モノリグノールの合成はゴルジ小胞内で進行し、ゴルジ小胞のエクソサイトーシスによって細胞壁へと輸送されるのだろう。 (2)ウドにおけるCADの分布 CADの標識は維管束内の木部繊維、師部繊維、師管に強く現れた。また維管束周辺の基本柔細胞にも標識が認められた。標識が認められた部位は、師管以外は細胞壁の木化が進行中の細胞であった。電子顕微鏡観察すると、標識は細胞膜近傍に現れ、液胞内にも認められた。CADはモノリグノール合成の最終段階を触媒する酵素である。CADが細胞膜近傍に観察された結果は、モノリグノール合成の最終段階の反応が、細胞膜を通過して細胞壁に輸送される際に起こることを示している。
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