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フグ毒の蓄積機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06660256
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関東京大学

研究代表者

松居 隆  東京大学, 農学部, 助手 (90011981)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードテトロドトキシン / フグ毒 / クサフグ / トラフグ / 蓄積機構
研究概要

無毒養殖クサフグおよびトラフグを親魚とし人口授精、ふ化、稚魚の飼育などフグを養殖し、定期的に毒性をチェックするとともに常時実験に使用する養殖クサフグおよびトラフグを確保した。
養殖トラフグ血管内にカニューレを用いてテトロドトキシン(TTX)を直接投与したときの抵抗性、すなわち半数致死量は体重20g当り140-150MUであり腹腔内注射よりかなり少ない毒量で死亡することが判明した。投与後の血中にTTX量の変化は個体によりばらつきがあるものの、投与後2-3時間で数%に、6時間後には痕跡程度に減少し、速やかに各臓器、主に肝臓に蓄積されることが判明し、その蓄積率は投与から取り上げまでの時間を考慮に入れても、腹腔内注射や筋肉注射による投与法より高い値が得られた。
TTX結合高分子物質の測定法を開発した。本法の原理は、先ず、既知量のTTXを添加した測定液の遊離TTXのみを限外濾過膜を用いて測定し、添加TTX濃度から遊離TTX濃度を差し引いた濃度(結合TTX濃度)をTTX結合高分子物質の濃度と定義する。そこで本方法を用いて天然のクサフグ、ゴマフグ、コモンフグ、ショウサイフグ、マフグ、ヒガンフグ、クロサバフグ、ホシフグおよび養殖トラフグのTTX結合物質のスクリーニングを行った。天然のフグ血漿中にテトロドトキシン結合物資が存在すること、その量には種差および個体差があり、4MU/ml添加時1-3MU/mlであることさらにコモンフグの一個体では20MU/mlの添加に対して18MU/ml結合することが判明した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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