研究課題/領域番号 |
06660272
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業経済学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長谷部 正 東北大学, 農学部, 助教授 (10125635)
|
研究分担者 |
伊藤 房雄 東北大学, 農学部, 助手 (30221774)
永木 正和 鳥取大学, 農学部, 教授 (90003144)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 農業情報 / 意思決定 / 内部情報 / 外部情報 / 不完全情報 / ネットワーク / 情報の価値 / 情報縮約 / 情報経済学 / 不確実性 / データ・ベース / エリクトリッグマーケティング / インターネット |
研究概要 |
前年度の成果をふまえて、農業情報経済学の体系化はかった。研究の結果、体系化をはかるには、つぎの二部に分けることが望ましいとの結論をえた。 第1部 情報経済学編 第1章 「情報」の概念、および情報の経済学(長谷部担当)、第2章 営農情報の利用と評価(永木担当) 第2部 情報の数理編 (伊藤担当) 第1部は農業情報経済学を農業経営を含めて意思決定に焦点をあてて情報の経済学的役割を分析する部分であり、第2部は情報縮約のための手法及び技術的な問題を取り扱う部分である。 また、研究の過程で、理論が対象とする農業情報の利用の現状および今後の展望も重要課題と考え、検討した。 今後の農業発展にとっては、情報資源を高度に活用した高付加価値農業の展開が不可欠である。したがって、現下の農業を取り巻く情報化の進展の中では、農業経済学の一分野としての「農業情報経済学」は、農業情報に関する研究の一層の進展に寄与することはもとより、日本農業の発展にとっても欠かせない重要な研究分野である。本研究は、このような新分野の基礎を切り開いたものといえる。 研究内容が日本農業の情報化のための基本的なトールとなりうるとの意を強くし、研究計画書作成時に予定したように研究成果を教科書として公表することが重要と考え、本研究組織メンバー以外の研究者の協力をえ、その作業も同時に行うこととした。 この教科書は、『農業情報の理論と実際』というタイトルで本年5月に刊行の予定である。
|