研究課題/領域番号 |
06660330
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 弘前大学 (1995) 北海道大学 (1994) |
研究代表者 |
杉山 修一 弘前大学, 農学部, 助教授 (00154500)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | イネ科牧草 / 混播草地 / 競争 / 品種 / 競争力 / 競争効果 / 競争反応 / 種内変異 / Lolium perenne. |
研究概要 |
ペレニアルライグラス15品種の単播と単播草地を造成し、品種間における競争力の変異を調査した。さらに、これまで行ってきた他のイネ科草種トールフェスクとオ-チャードグラスの試験結果も組み合わせて、混播草地における草種構成に与える種内の遺伝変異の影響の大きさとそれに関わる特性について考察した。得られた結果は以下の通りである。 (1)ペレニアルライグラスでは、混播区における草種割合に品種間で54-90%の差異が見られた。オ-チャードグラスでは45-85%、トールフェスクでは11-43%といずれの草種でも、遺伝的変異によって混播草地の草種構成がかなり変わることが明らかになった。 (2)いずれの草種でも、混播草地の草種割合と単播草地の分けつサイズは高い相関を示し、分けつの大きさが相対競争力の品種間差異を決めている主要な要因であることが分かった。 (3)しかし、草種によって混播区の草種割合と分けつサイズの関係が変わり、ペレニアルライグラスとオ-チャードグラスでは正の関係が、トールフェスクで負の関係を示した。これらの関係を説明するために、分けつサイズを介した生産力と刈り取り後の再生の相対的な重要性によって草種の競争関係が決まるとする仮説を提出した。
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