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早期離乳後の子牛における窒素代謝の変化

研究課題

研究課題/領域番号 06660363
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関麻布大学

研究代表者

阿部 又信  麻布大学, 獣医学部, 教授 (00120949)

研究分担者 舟場 正幸  麻布大学, 獣医学部, 助手 (40238655)
入来 常徳  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (60151693)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード子牛 / 早期離乳 / 窒素代謝 / プリン誘導体 / IGF-I / 3-メチルヒスチジン / 小腸移行微生物窒素 / 代償性成長
研究概要

早期離乳直後の子牛におけるN代謝調節機構の存在を確認し、微生物態蛋白質合成量の変化を明らかにする目的で、ホルスタイン種雄子牛を用いて計3回の実験を行った。実験1:4週齢離乳子牛4頭を供試した。これらには離乳1週前から固形飼料を与え、離乳後1,6,11,20週目にN出納、血漿中IGF-I濃度、および尿中プリン誘導体(PD)と3-MH排泄量を測定した。その結果、離乳後1週目は摂取Nおよび吸収Nの蓄積効率が著しく低かったが、6,11週目は有意に亢進し、20週目は低下した。1週齢から固形飼料を与えて5週齢離乳した場合は同様の亢進が離乳後1,6週目に見られたことから、離乳時のルーメン発達程度がN利用性の代償性亢進の時期や長さに影響することが示唆された。血漿中の全IGF-Iは離乳後増加し続けたが、遊離IGF-I濃度は6週目に急増し、以後はほぼ一定であった。尿中3-MH量も離乳後増加し続けたが、筋肉合成の代謝回転は6週目で最も高く、分解のそれはほぼ一定であったため、筋肉へのN蓄積は、6,11週目で有意に増加した。一方、尿中PD排泄を基に推定した小腸移行微生物態N量(IMN)は、日量では離乳後増加し続けたが、摂取N当りでは離乳後1週目で最大となり、既報のIMN推定式の子牛への適用に疑問が生じた。実験2:子牛4頭を供試し、1週齢から無核酸代用乳のみを1日500g(18日間)、250g(5日間)および750g(5日間)給与した。尿中PDは代用乳量にかかわらずほぼ一定で、その結果内因性の尿中PDは0.705mmol/W^<0.75>とみなされ、既報の値(0.493mmol/W^<0.75>)より高かった。実験3:5週齢離乳子牛4頭を用い、離乳後1,6,11,19週目に食道溝経由でプリン塩基(アデノシン、グアノシン)100mmolを3日間連投した際の尿中PD増加量から、小腸流入プリン塩基の尿中排泄割合を求めた。その結果、PDとしての尿中排泄割合はそれぞれの週で54.9,27.6,36.3,46.6%となり、離乳後の日数経過とともに変動した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鍵山謙介、舟場正幸、入来常徳、阿部又信: "9週齢における突然の離乳が子牛の尿中プリン誘導体排泄量に及ぼす影響" 日畜会報. 65. 1064-1068 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 鍵山謙介、舟場正幸、入来常徳、阿部又信: "哺乳子牛の内因性アラントイン排泄に及ぼす栄養水準の影響" 日畜会報. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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