研究課題/領域番号 |
06660385
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
菅野 司 大阪府立大学, 農学部, 教授 (30081516)
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研究分担者 |
木村 和弘 大阪府立大学, 農学部, 助手 (30192561)
太田 光明 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20134504)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Kupffer細胞、 / プロスタグランジン、 / ホスホリパーゼA_2 / PMA, / thioacet amide, / 肝硬変、 / Kupffer細胞 / プロスタグランジン / PMA / thioacetamide / 肝硬変 / エイコサノイド / ロイコトリエン / ホスホリパーゼC / ホルボールミリステートアセテート |
研究概要 |
平成6年度 Kupffer細胞のエイコサノイド産生はある種の刺激に応答してホスホリパーゼA,あるいはCが活性化されて初めてアラキドン酸が遊離する。この段階がエイコサノイド生合成の律速段階と考えられている。マクロファージのホスホリパーゼA_2の活性化に蛋白キナーゼC(PKC)の調節を受けることが知られている。Kupffer細胞におけるPKC活性化とエイコサノイド代謝産物の変動の関連は明らかでない。 ホスホリパーゼA_2あるいはCの活性は神経やホルモンのによつても調節されるので、それらの影響を除去しうる還流肝臓にPKCを活性化するホルボールミリステートアセテート(PMA)、細胞内Ca^<2H>濃度を増加させるイオノフォアを処置し、zymosan刺激時のエイコサノイドを測定し活性化状態との関連を検討した。PMA処置により、Kupffer細胞のPKCの活性化は刺激因子によるエイコサノイド、特にトロンボキサンの産性の増加をもたらすことお明らかにした。 平成7年度 マクロファージの食細胞の機能はresponsive stageで発揮するが、分泌細胞としての機能はprimed stageでabilityを獲得するとされている。Kupffer細胞は腸管から流入する抗原性物質や血中のimmune complexをはじめ異物の処理で活性化することが知られている。したがって、エンドトキシンを始めとする腸管からの抗原物質の吸収増加や肝細胞傷害による膜成分の貧食はKupffer細胞の活性状態をもたらす。Kupffer細胞の段階的な活性状態をin vivoで得るため、肝傷害を誘発するthiace tamideをラットに投与し、経時的に肝臓を灌流した。その系において、zymosanあるいわplatelet-activating factor刺激時のエイコサノイドを測定する。Kupffer細胞の活性状態は免疫組織学的に評価した。障害肝のKupffer細胞はzymosanやPAF刺激によりエイコサノイド特にトロンボキサン産生は6-7倍増加した。
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