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生体材料の細胞親和性

研究課題

研究課題/領域番号 06670024
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関愛媛大学

研究代表者

高島 庸一郎  愛媛大学, 医学部, 教授 (30028344)

研究分担者 富永 彬生  愛媛県立医療技術短期大学, 助教授 (90036450)
荒木 伸一  愛媛大学, 医学部, 助手 (10202748)
竹内 京子  愛媛大学, 医学部, 助手 (80116954)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード生体材料 / 生物適合性 / 骨芽細胞
研究概要

生体組織内に移植された物質と周囲の細胞との反応性については、最近Biocompatibility(生体適合性)の観点から論議されている。本研究では、生体材料として、Bionertな純チタンを始めとする無生物よりなる生体材料と自家骨等を始めとする生物材料(固定など化学処理を加えたもの)について培養系と動物実験により生体材料としての細胞適合性につき検討し、下記の結果を得ているが、なお、継続中である。
1.培養系(in vitro)
ラット頭蓋冠を初代培養した骨芽細胞などの培養細胞をプラスチックシートや各種生体材料および生物材料よりなる基質の上に単層静置培養し、増殖状態や基質との接着状態をマイクロウォーム・プレート上で、倒立顕微鏡を用いて観察した。チタンなどBioinertな基質では細胞はFilopodiaやLamellipodiaをもって基質に接着する。金属基質では倒立顕微鏡で基質との界面しか観察できないが、同材料の走査型電顕(SEM)観察では接着状態が化学的性質のほか物理的性質(不均一環境条件)に支配される事が検討されている。
2.動物実験(in vivo)
各種の生体材料(純チタンなど)と生物材料(ゆば、大豆蛋白)や自家骨片(サルの歯や骨組織)をグルタール・アルデハイドで固定したもをニホンザルの大腿骨に移植し、3〜6ケ月後に取り出して周囲の組織との親和性を観察しており、早期(3ケ月後)の実験では固定後十分水洗した材料ではbioinertな基質と判断できる結果が出ているが、現段階で全部は観察されておらず、さらに観察を続ける予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 川原春幸 高島庸一郎 他: "組織の再構築と機能発現に関与する不均一環境 第1報 細胞の形態と機能を修飾する不均一環境(in vitro)" 顎顔面バイオメカニクス(J.Oromaxillofacial Biomechanics). 1. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 川原春幸 高島庸一郎 他: "組織の再構築と機能発現に関与する不均一環境 第2報 不均一環境におけるコラーゲン線維の方法決定と骨形成(in vivo)" 顎顔面バイオメカニクス(J.Oromaxillofacial Biomechanics). 1. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-03-31   更新日: 2016-04-21  

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