研究課題/領域番号 |
06670233
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
猪山 賢一 熊本大学, 医学部, 助教授 (10040536)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 10型コラーゲン / 骨膜細胞 / 軟骨細胞 / 骨折修復 / 骨芽細胞 / 内軟骨性骨化 |
研究概要 |
【目的】コレ-ゲンI、II、X型遺伝子発現を軟骨細胞および骨芽細胞の分化マーカーとし、骨膜細胞の多分化能に関して幼鶏脛骨の骨折修復過程においてin situ hybridization法にて検討した。 【方法】徒手的に骨折を生じさせた幼鶏(1日目)脛骨を骨折後2週目まで経時的に採取し、4%パラホルム固定、パラフィン包埋し検索材料とした。一部増殖骨膜細胞の分裂能を検討するため、骨折部組織採取前にBrdUを皮下注射しS期細胞をラベルした。ISH法によりI、II、X型コラーゲンmRNAの局在を、抗BrdU抗体を用いた免疫組織化学によりS期細胞の同定を行った。 【結果と考察】骨折修復1日目ですでに骨折部近傍の骨膜細胞の増殖が始まり、新生骨および軟骨細胞の増殖分化像が見られたが、X型コラーゲン遺伝子は軟骨細胞が十分に肥大化軟骨細胞へと分化する以前に早期より高レベルで発現を示していた。X型コラーゲン遺伝子発現を示す軟骨細胞の核はBrdUで標識されず、すでに細胞分裂能を消失していた。骨膜細胞のX型コラーゲン遺伝子の早期発現は骨折部仮骨形成における骨膜細胞の関与と骨折部過剰骨の改築にX型コラーゲンの機能マトリックスとしての重要性を示唆させた。
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