研究課題/領域番号 |
06670241
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
杉谷 雅彦 日本大学, 医学部, 講師 (40187654)
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研究分担者 |
鈴木 高祐 日本大学, 医学部, 助教授 (00158974)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | C型肝炎ウイルス / 遺伝子 / 感染価 / HCV RNA / 核酸変異 / チンパンジー感染実験 |
研究概要 |
実際の感染価と血中C型肝炎ウイルス(HCV) RNA量は必ずしも一致しないとの実験結果をふまえ、同程度に高い量のHCV RNAを有する血清#4,#6、及び#6を10^<-4>,10^<-5>希釈してそれぞれ接種したチンパンジー#353,#215の血清より各々20個のクローンを拾い合計80個の遺伝子変異を解析した。実際の感染価は#4は低く、#6は高かった。最も変異の強い超可変領域(HVR)での血清#4と#6のアミノ酸変異を右表に示す。表は左側より順にクローンの型、アミノ酸配列、クローン20個の内の各型の個数を示す。HVR以外の領域での変異は稀であった。血清#4と#6両者のHCVは同じgenotype 1bに属するものであったが、HVRでのアミノ酸配列は表に示す如くかなり異なっていた。又、#6の希釈血清を接種したチンパンジー#353、#215より得られたクローンは、核酸レベルでは数個の変異が存在したが、それらはアミノ酸の変異を伴わず、40個全て右表の6a-1型と同じアミノ酸配列であった。この現象は希釈された血清には原液中の最も多いクローンが存在する為だけなのか、あるいはこの配列のHCVには高い感染性が存在するのか、更成る検索が必要である。
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