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蚊の卵形成機構の分子生物学的研究ビテロジェニン遺伝子のクローニングと構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 06670268
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関大阪市立大学

研究代表者

福永 昭廣  大阪市立大学, 医学部, 講師 (90167619)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード蚊 / 卵形成 / ビテロジェニン / クローニング
研究概要

トウゴウヤブカの卵形成機構を遺伝子レベルで解明するため、卵黄タンパク質の前駆体であるビテロジェニンの遺伝子発現機構の解析を行っている。トウゴウヤブカの卵黄タンパク質は分子量の違いからp200、p67、p63(分子量200kDa、67kDa、63kDa)の3種に分けることができるが、既に、p200のビテロジェニンcDNAクローンの単離に成功し、p200に対するmRNAはすくなくとも2種あることを示唆する結果を得ている。本研究の目的は、まだ単離していないp67とp63のビテロジェニンcDNAクローンの単離を行い、トウゴウヤブカの3種のビテロジェニンmRNAの構造を明らかすることである。
トウゴウヤブカ雌成虫のmRNAを鋳型に、オリゴ(dT)をプライマーにして合成したcDNAを、形質発現ベクターであるλZAPIIに組み込みcDNAライブラリーを作成した。このcDNAライブラリーをイムノスクリーニングしたところ、p200に対するウサギ抗血清では1×10^4プラークから25個の陽性クローンを得ることができた。一方、p67、p63に対するウサギ抗血清では32×10^4プラークをスクリーニングしたにもかかわらず陽性プラークを全く得ることができなかった。この結果は、トウゴウヤブカの3種のビテロジェニンのmRNAは一本のビテロジェニンmRNA上にあり、3′-poly(A)側にp200のビテロジェニン領域、その5′側にp67とp63のビテロジェニン領域があることを示唆していると考えられるため、現在、p200のcDNAの5′末端領域のアンチセンスプライマーやランダムヘキサマーをプライマーとした複数のcDNAライブラリーを作成し、ビテロジェニンmDNAの5′端側のcDNAクローンおよびp67、p63のcDNAクローンの単離を進めているところである。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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