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ミクロフィラリアは血液循環障害を起さないのか?高血圧自然発症ラットを用いた実験

研究課題

研究課題/領域番号 06670277
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関愛知医科大学

研究代表者

木村 英作  愛知医科大学, 医学部, 教授 (70153187)

研究分担者 藤巻 康教  長崎大学, 熱帯医学研究所, 講師 (10209083)
服部 秀樹  愛知医科大学, 医学部, 助教授 (30107817)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードフィラリア症 / 高血圧自然発症ラット / 脳卒中易発症ラット
研究概要

1.高血圧自然発症ラット(SHR-SP)の雄20匹を使用し、フィラリア(Brugia pahangi)感染に関する予備研究を行った。B.pahangi感染幼虫100〜200隻の皮下接種により感染が成立し、仔虫血症が認められる。
2.生後7週令のSHR-SP39匹を2群に分け、A群(20匹)にB.pahangi 500隻を皮下接種し、B群(19匹)をコントロールとした。感染後31週目の剖検により以下の所見を得た。
(1)A群の死亡率(25%)はB群のそれ(0%)より有意に高かった(p=0.047)。
(2)A群の平均体重(343g)はB群のそれ(385g)より有意に低かった(p=0.003)。
(3)体重100当たりに換算したA群の心重量(0.547g)はB群のそれ(0.489g)より有意に大であった(p=0.034)。
(4)体重100当たりに換算したA群の脳重量(0.746g)はB群のそれ(0.610g)より大きい傾向を認める(p=0.082)。
3.以上の結果は、B.pahangi感染により高血圧症、それに伴ういくつかの症状が悪化する可能性を示唆する。
4.現在、病理組織学的に、脳病変、心肥大、腎障害、動脈壁の変化を定量的に観察中である。また、血清生化学的検査(プロスタグランジン、トロンボキサンなどの測定も含む)を予定している。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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