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ニューカッスル病ウイルス強毒株活性化プロテアーゼの研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670330
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関広島大学

研究代表者

吉田 哲也  広島大学, 医学部, 教授 (00022905)

研究分担者 清谷 克寛  広島大学, 医学部, 講師 (00106824)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードニューカッスル病ウイルス / F蛋白 / 開裂活性化 / サチリシン様プロテアーゼ / 遺伝子発現
研究概要

本研究は、プロテアーゼの基質特異性とその遺伝子発現の点から、ニューカッスル病ウイルス(NDV)強毒株活性化プロテアーゼを同定することを目的とした。そのうち遺伝子発現の側面からの研究について成果を得たので報告する。
NDV強毒株の膜融合蛋白前駆体Foは、その開裂部位に多重塩基性アミノ酸配列(RRQR/KR↓)を持ち、種々の細胞内で未知のプロテアーゼにより開裂されて膜融合能が活性化され、ウイルスは感染性を獲得する。この宿主のウイルス活性化プロテアーゼの候補としてfurin、PACE4、PC6糖サチリシン様プロテアーゼが挙げられている。
我々は本研究において、リンパ球細胞株NALM6、MOLT4、Rmos、DaudiはNDV強毒株のFoを効率よく開裂することを見いだした。そこで、NDV強毒株Foのプロテアーゼによるプロセシングにおけるサチリシン様プロテアーゼの役割を明らかにするために、これらの開裂活性保有細胞と非保有細胞おけるfurin、PACE4、PC6の遺伝子発現をノーザンブロッテイングにより比較検討した。その結果、いずれの開裂活性保有細胞においても有意のfur(furinの遺伝子)の発現が観察されたが、非保有細胞においては殆どあるいは全くfurの発現は検出されなかった。PACE4、PC6の遺伝子発現は、切断活性保有細胞のあるものには検出されたが、非保有細胞では検出されなかった。
これらの結果は、furinが実際に細胞内で働いているNDV強毒株のFo開裂活性化酵素であることを強く示唆する。さらに、PACE4、PC6もまたいくつかの細胞においてFoの開裂活性化に関与している可能性を示している。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takemasa Sakaguchi: "Correlation of proteolytic cheavage of F protein precursors in paramyxovihuses with expression of the fur,PACE4 and PC6 genes in mammalian cells." Journal of General Virology. 75. 2817-2827 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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