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肺癌の喀痰細胞診における分子疫学的手技の導入

研究課題

研究課題/領域番号 06670371
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関山形大学

研究代表者

遠藤 晃  山形大学, 医学部, 教授 (30018684)

研究分担者 重茂 克彦  山形大学, 医学部, 助手 (60224309)
石川 仁  山形大学, 医学部, 助手 (50250915)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードK-ras / PCR / 喀痰
研究概要

本研究は肺癌喀痰細胞診に対して分子疫学的手技を導入し、喀痰細胞中の癌遺伝子、癌抑制遺伝子の検索を行なったものである。
今回は、山形市の喀痰細胞診において判定がC、D、Eであった喀痰を対象として検討を行った。喀痰細胞診でこれらの判定を受ける検体は少数であり、本研究においても回収し、検索し得た検体は12例にとどまった。また、癌遺伝子K-rasの突然変異はその部位が一定しているため、喀痰細胞における突然変異の検索は可能であったが、癌抑制遺伝子p53はその変異が広範な領域にわたっており、喀痰細胞における変異の検出は困難と断定し、今回の研究においてはK-rasのみを対象とした。
上記の判定を受けた喀痰からDNAを抽出したのち、PCRにてK-ras領域を増幅させた。このPCR産物をベクターに挿入し、コロニーハイブリダイゼーションを行ない、癌遺伝子K-rasコドン12の突然変異を検出した。今回得られた12例の検体においては、K-rasの突然変異は検出されなかった。このことから、喀痰細胞においてはK-rasの突然変異は存在しても低率で、喀痰細胞診に導入するには、更なる検討が必要であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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