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虚血再灌流処理による細胞壊死とストレス応答蛋白質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670386
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

竹中 均  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10179658)

研究分担者 濱田 稔  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (90039529)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード虚血 / 再灌流 / ストレス応答蛋白質 / 心筋小胞体 / 肺保存 / 骨格筋 / 急性動脈閉塞 / 温血持続灌流保存 / 心臓 / 筋小胞体 / 冠血流
研究概要

(1)本研究に先立つ研究助成で、ウサギ摘出心に虚血再灌流処理を施すと、筋小胞体に付随したいつくかのポリペプチドが消長することを見いだした。この研究を継続することを目的に、前年度申請に対する助成で購入した機器を用いて当該ポリペプチドを電気泳動に分離精製した。現在Edmanを用いてアミノ酸一次構造を決定中である。(2)ウサギ摘出肺の保存に適した条件を探るため、ウサギ摘出肺の生理的機能に対する虚血再灌流の影響を膜型人工肺を用いた閉鎖回路を用いた調べた。その結果、摘出肺に血液を再灌流する前に鉄イオン除去剤を添加した高膠質浸透圧緩衝液で洗浄すると、ガス交換能が高く保たれ、ミトコンドリア膜の過酸化脂質形成抑制と関わることが示された。(3)in vivo急性動脈閉塞モデルとして、ラット腎動脈下大動脈と下腿動脈の血行を遮断して後肢骨格筋を虚血におき、血行を再開して骨格筋の虚血再灌流傷害の分子機作を調べた。ミトコンドリア呼吸は虚血と血液再灌流により有意に低下したが、superoxide dismutaseを血行再開5分前に投与すると低下は有意に抑制された。この事実から、骨格筋の虚血再灌流傷害に活性酸素が関与することが示唆された。(4)ウサギ摘出心の保存において、St.Thomas液の低温間欠灌流保存法と温血持続灌流保存法を比較した。その結果、ミトコンドリアの機能は両者間で有意な差は見られなかったが、保存後の再灌流時における心機能は後者で優れており、再灌流直後の不整脈の発生も後者で微弱であった。このことから、摘出心の保存時におけるストレスは、生理的な条件に近い温血灌流で低いことが予想された。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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