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健康医学における超音波骨量測定の意義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670434
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

近藤 健文  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20234940)

研究分担者 島田 直樹  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90255430)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード骨粗鬆症 / 超音波骨量測定 / 疫学 / 危険度診断 / 健康教育
研究概要

千葉県内の某事業所において、女性従業員263名および男性従業員の妻257名の合計520名を対象として超音波骨密度測定装置による踵骨部骨密度測定を実施した。全員に独自の問診票による既往歴、家族歴、生活様式などの調査を実施、さらに女性従業員では体脂肪率の測定を、また男性従業員の妻では血中カルシウム、無機リンの測定を実施した。なお、この疫学調査は健康診断と同時に実施しており、その結果も解析に使用した。
超音波骨密度測定装置より得られる骨密度指標であるStiffness Index(以下、SIと略)に関して、以下の知見が得られた。
1.SIは20歳前後で最も高値を示し、それより年齢が高い群ほどSIは有意に低値を示した。
従って、以後は年齢の影響を補正した解析を実施した。
2.SIと体重(kg)、BMI(kg/m^3)との間には有意な正の相関が認められたが、体脂肪率(%)との間には有意な相関は認められなかった。
3.最近1年間に生理がないか閉経の群は規則的な群よりSIが低値を示した。
4.SIと血液検査結果(血中カルシウム、無機リンを含む)との間には有意な相関は認められなかった。
5.胃の手術経験のある群、力が弱いと自覚している群、小食を自覚している群でSIは低値を示した。一方、十代の時のスポーツ経験、二十代以後の運動経験、現在の運動習慣のある群でSIは高値を示し、逆に運動不足傾向を自覚している群でSIは低値を示した。
現在、これらの知見をもとに、骨粗鬆症の危険度診断手法および健康教育手法の開発を進めている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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