研究課題/領域番号 |
06670441
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
東 敏昭 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (10119000)
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研究分担者 |
八幡 勝也 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 講師 (10248594)
舟谷 文男 産業医科大学, 医学部, 教授 (70119006)
織田 進 産業医科大学, 医学部, 助教授 (80035237)
津田 徹 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 助教授 (60207389)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | じん肺 / IS&C / 職域健康管理 / 医用画像処理 |
研究概要 |
1.じん肺画像のCRTモニタ上での読影実験 じん肺の有所見者39名の画像データベース(平成6年度作成)に基づいて読影実験を行った。実験はランダムに取り出したフィルム1枚づつを診断した場合と個人のフィルムを経年的に診断した場合をモニタ上で比較した。これについては後に述べる読影機器やソフトウェアが十分であれば診断精度には大きな変化が認められないことを確認した。 2.CRTモニタでの読影における画像表示機能の検討 CRTモニタ上で画像を読影する際にどのような機能が必要か検討した。複数ウィンドウ表示、複数画像のアニメーション表示、ガンマ値の変更、反転などを検討した。その結果総合的にアニメーション表示よりは高速の複数画像表示が実用的であった。また、ガンマ値の変更はリアルタイムに変化を確認できる必要があった。反転はガンマ機能がよければそれほど有用性はないことがわかった。 3.画像データベースの利用を補助する画像印刷システムの開発 画像データベースを実用的に運用することを検討した際常に問題となるのは画像の確認がスピーディに行えないことであった。また、複数スタッフで大量の画像情報を扱うためには単一メディアを共用するような運用では実用上問題のあることがわかった。その対策として、一度データベース化した画像を必要な基本情報とともに縮小印刷して画像のカタログを作成し、メディアと対応させて利用することでこの問題を克服できることがわかった。 4.産業保健現場で利用可能なじん肺画像データベース及び読影システムの提案 今回の研究により元画像の品質が保証されていれば、パソコンでも十分に画像診断が行えることがわかった。ただし、今回開発した画像の縮小印刷のような運用上の工夫が必要で、これらと組み合わせることで産業保健の現場でも実用可能な総合システムが運用可能である。
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